イベルメックというお薬の名前を聞いた事がありますでしょうか。
あまり聞きなれないお薬ですよね。
では、カルドメックチュアブルはどうでしょうか。
こちらのお薬は、動物病院でフィラリア駆虫薬として処方されたことがある方が多いと思います。
じつは、イベルメックとカルドメックチュアブルは、効果・効能が全く同じのお薬です。
なぜかというと、イベルメックはカルドメックチュアブルのジェネリック医薬品だから。
今回は、このイベルメックの詳しい内容をお伝えしますね。
■イベルメックとは■
イベルメックは、カルドメックチュアブルのジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品なので、当然ですがカルドメックチュアブルと効果・効能は同じ。
駆虫可能な内部寄生虫は
・フィラリア虫
・犬回虫
・犬鉤虫
上記になります。
蚊が飛び始めた月から内服し始め、蚊がいなくなった月の次の月に最後の1回を内服してシーズン終了となります。
フィラリア駆虫薬ですので、シーズン最初に飲み始める前には動物病院でフィラリア陰性かどうかを検査してくださいね。
もしフィラリア症にかかってしまっている時にフィラリア駆虫薬を内服すると、命に関わる重篤な副作用を起こす危険性がありますよ。
■イベルメックの有効成分■
イベルメックの有効成分はイベルメクチンとパモ酸ピランテルです。
イベルメクチンは、フィラリアなどの線虫と呼ばれる虫の仲間の神経刺激を遮断して駆虫させます。
このイベルメクチンが開発されたのは1987年で、哺乳類の中枢神経系には浸透しないために、犬以外にも牛や豚の寄生虫駆除剤として販売されました。
臨床試験で人間にも安全に使用できる薬であることが判明し、人間にもかかる「オンコセルカ症」という目に寄生する線虫を駆除して失明から守る、非常に画期的なお薬です。
内部寄生虫だけでなく、皮膚病の疥癬(かいせん)などにも効果があり、イベルメクチンによって救われた人の数は年間3億人にもなるというほど、世界中で使用されている成分です。
もう一つの成分、パモ酸ピランテルは、寄生虫の神経筋接合部へ作用して、麻痺や拘縮を引き起こす成分です。
この成分が犬に寄生する犬回虫や犬鉤虫を駆除する働きがあります。
イベルメックは、このイベルメクチンとパモ酸ピランテルの相乗効果によって、内部寄生虫を駆除してくれるのです。
■イベルメックの種類■
イベルメックは、有効成分のイベルメクチンとパモ酸ピランテルの量によって種類が4種類に分かれています。
1、イベルメックPI-34(体重5.6㎏以下)
2、イベルメックPI-68(体重5.7㎏~11.3㎏)
3、イベルメックPI-136(体重11.4㎏~22.6㎏)
4、イベルメックPI-272(体重22.7㎏~45.3㎏)
体重によって1粒に入っている有効成分量が異なりますので、投与前には必ず体重を計りましょう。
また、まとめ買いをするとお得かも?!と思いがちですが、犬の体重は変わるもの。
もし去年のものが残っていたとしても、体重が増えて1つ大きい種類のイベルメックが必要だったかもしれません。
せっかくお薬を飲むのにきちんと効かないのは残念ですよね。
反対に体重が減っているのに太っている時と同じ有効成分量が含まれていると、副作用が起こりやすくなってしまいますよ。
体重の大きい大型犬用のイベルメックを購入して、半分に割って与えるという事もしないでください。
お薬の有効成分は、1つの粒ですべて入っているようになっていますが、半分に割ったからといって、有効成分もきちんと半分になっているとは限りません。
嗜好性を高めるためのフレーバーが片方に偏っているために薬の有効成分も偏っている可能性があります。
こちらも、きちんとお薬の効果が発揮できませんので、きちんと体重に合ったイベルメックを使用してくださいね。
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 |
1錠当たり | 1000円~ | 500円~ |
6錠:1ケース | 6000円~ | 2800円~ |
12錠:2ケース | 12,000円~ | 5,400円~ 最安 |
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 |
1錠当たり | 1000円~ | 500円~ |
6錠:1ケース | 6000円~ | 2800円~ |
12錠:2ケース | 12,000円~ | 5,400円~ 最安 |