犬を飼うと必ず必要になる「フィラリア予防」。
あなたはどんな薬を使用していますか?
動物病院で処方される「カルドメックチュアブル」というお薬が多いのではないでしょうか。
では「イベルメック」という薬をご存知ですか?
こちらは、カルドメックチュアブルのジェネリック医薬品なのです。
これを読んで、フィラリア予防薬の選択肢を増やしてみて下さいね。
■カルドメックとイベルメック■
カルドメックとは、ゼノアック社が販売しているフィラリア予防薬です。
メリアル社が製造しており、日本名ではカルドメック、海外製品ではハートガードプラスという商品名で世界中で発売しています。
一方、イベルメックはカルドメックのジェネリック医薬品として、日本のメーカーの「フジタ製薬」が製造販売しています。
イベルメックはカルドメックのジェネリック医薬品ですので、効果はカルドメックと同様です。
■ジェネリック医薬品とは■
ジェネリック医薬品とは、新薬と同じ有効成分を同じ量使用して作られている薬で後発医薬品と呼ばれています。
新薬の特許が切れてから、別の会社から発売されたお薬です。
新薬の特許期間が切れると、その薬の作り方や効能などがオープンにされるため、ほかのメーカーも同じ成分のお薬を製造できるようになります。
その際に、初期投資の研究開発費用が抑えられるため、発売する価格が安く抑えられます。
効果・効能が同じで、費用が安く抑えられるのであれば、多頭飼いの飼い主にとっては嬉しいですね。
■イベルメックの特徴■
イベルメックPIの主な成分や、効果・効能、内容量などはカルドメックチュアブルPとまったく同じです。
異なるのは、お薬の形と原材料名で使用されているお肉の原産地、価格が異なります。
図で説明しましょう。
イベルメックPI カルドメックチュアブルP
形 骨型 四角
原材料のお肉の産地 日本 アメリカ
価格 若干安い 若干高い
原材料に使われているお肉の産地が、イベルメックPIでは日本であるのに対し、カルドメックチュアブルはアメリカになっています、
見た目のお薬の形もイベルメックPIは骨型で、カルドメックチュアブルはただの四角です。
価格も、イベルメックがジェネリック医薬品ですので、若干ですが安く設定されているようです。
また、イベルメックPIはフジタ製薬が販売していますが、DSファーマアニマルヘルスが販売している商品名がイベルメックDSPとなっています。
中身は全く同じですが、販売している会社名で商品名が異なっているようです。
■イベルメックの特長■
イベルメックPIは、有効成分量によって、4種類あります。
有効成分は、イベルメクチンとパモ酸ピランテル。
イベルメクチンが、フィラリア虫の神経を麻痺させて駆虫します。
パモ酸ピランテルが、犬鉤虫・犬回虫を駆虫してくれます。
種類は、
イベルメックPI-34 (体重5.6㎏以下) イベルメクチン34㎍、パモ酸ピランテル81mg
イベルメックPI-68 (体重5.7~11.3㎏)イベルメクチン68㎍、パモ酸ピランテル163mg
イベルメックPI-136 (体重11.4㎏~22.6㎏)イベルメクチン136㎍、パモ酸ピランテル326mg
イベルメックPI-272(体重22.7㎏~45.3㎏) イベルメクチン272㎍、パモ酸ピランテル652mg
フィラリア予防薬ですので、蚊が発生した月から、蚊が発生しなくなってから1か月後までの期間、毎月1回服薬します。
もちろん、フィラリア予防薬ですので、シーズン初めに投薬する前には、動物病院でフィラリア症に感染していないかどうかを検査してくださいね。
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 |
1錠当たり | 1000円~ | 500円~ |
6錠:1ケース | 6000円~ | 2800円~ |
12錠:2ケース | 12,000円~ | 5,400円~ 最安 |
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 |
1錠当たり | 1000円~ | 500円~ |
6錠:1ケース | 6000円~ | 2800円~ |
12錠:2ケース | 12,000円~ | 5,400円~ 最安 |